【初心者向けDB講座-MySQL編-】#8:ビューを使いこなす

概要

ビュー ( VIEW ) とは

データそのものを保管するのではなく、データを取り出す select文だけを保存する 機能です。

ビューを使うと必要なデータが複数のテーブルにまたがる場合など、複雑な集約を行いやすくなります。

よく使うselect文は、ビューにして使い回すことができます。

ビューとテーブルの関係について

ビューとテーブルの定義

  • テーブル :実際のデータを保存するところになります。
  • ビュー :ビューの中にはselect文が保存されます。そのため、ビュー自体にデータはもちません。

ビューの制限

  1. order by句 が使えません。
  2. ビューに対する更新 (insert,delete,update) は、不可能ではないが制限があります。
No 更新が可能な条件
1 select句に distinct が含まれていない
2 from句に含まれるテーブルが 1つ だけ
3 group by句を使用していない
4 having句を使用していない
  1. ビューとテーブルの更新は連動して行われるため、集約されたビューは更新できません。

ビューのメリット

  • データを保存しないので、記憶装置の容量を節約できます。
  • よく使うselect文をビューにしておくことで、使い回しができます。

ビューのデメリット

  • パフォーマンス低下を招く場合があります。

基本構文

create view文 を使います。

例題:cityテーブルの国別コード(CountryCode)を数えるビューを作成してください。

実行すると Views として作成したビューが格納されます。

例題:作成したビューを呼び出して無事に作成できているか確認してみましょう。

実行結果

ビューの削除

構文

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